lopeeeのブログ

今をよく生きたい

元彼をみつけた話

私はその場に元彼がいるのを期待していたのだろうか。何を求めてそのイベントに行くことを決めたのかは2ヶ月も前のことだから覚えていない。

多分、軽い気持ちだったと思う。今は彼とも順調だし、思い出すことなんてほぼなくなっていたものだから。

ただ、いざ当日になると会いたくないし気づかれたくない気持ちが強くなり、自意識過剰だけどアイメイクを濃い目にしてマスク着用といつも下ろしている髪を束ねていった。


イベントも中盤に差し掛かった頃、元彼がいるのを確認できた。最後に会った時と変わってなかった。元気そうだった。


姿を見た瞬間、あっやっぱり生きてるんだって思った。

たまに笑顔を見せる元彼は、知っているのに知らない人みたいだった。


頭と心が一致しなくて終始ザワザワしていた。

頭では、あんな終わり方にしておいてもう関わりたくない。

心では元彼がやっぱりすごく好きだった。やっぱりすごく好みだ。もう一度笑いかけてほしい、なんて思ってる。


元彼は、私が本当に本当に好きだったことはわかっていないと思う。

それを伝えたところでどうしようもないし、絶対あの頃には戻れないなんていうことも知っている。

私は何を期待してその場に行くことにしたのだろう。

私の元気で幸せそうな姿を見せるため?

話しかけて、何であんな終わり方にしたのかを知るため?

あわよくばと期待していた??


すべて期待していた。また元彼の人生に関わり合いたかった。恋人とした形でなくても、それだけ好きになれて私の中にインパクトを残していった人だから。

だけどちんけなプライドもあって、今はあなたへの未練は全くないし、彼氏と幸せだからっていうサラッとした軽さを演出しつつ、あの音信不通は何だったのー?的な話を足がかりに…なんて想像もした。


でもそれは私のエゴだ。私にとっての彼と、元彼にとっての私の重さは違いすぎる。話しかけても惨めになるに決まっている。


私は話しかけることなくその場から去った。席も離れていたし、元彼は私がそこにいたことには気づかなかったと思う。


彼氏は、私がこんな経験をしてこんな気持ちになっていることは知らない。

今日は元彼の夢で目覚めてしまった。色んな気持ちは私の心の奥にしまいこんで、また生活の中で元彼が薄くなるのを待つしかない。

姿をみた時、やっぱり好きだったって思った。

彼氏のことを忘れ、惨めでも関わりたいと思ってしまった。

だけど、終わったものは終わったのだ。

全て本当のことだ。

全て認めて、薄くなるまで反芻するのを繰り返したらまた違う気持ちになるのだろうか。